仏師について

日本での仏師の歴史は飛鳥時代までさかのぼります。時代ごとの特徴的な仏師を紹介します。

時代 仏師 特徴 代表作
飛鳥時代 止利仏師

(とりぶっし)

日本初の本格的な仏師。

左右対称性、アルカイック・スマイル、アーモンドアイが特徴的。

法隆寺金堂 釈迦三尊像

飛鳥寺 釈迦如来坐像

奈良時代 国中公麻呂

(くにのなかむらじきみまろ)

746年東大寺の造仏長官に任じられた。 東大寺 盧遮那仏坐像
平安時代後期〜鎌倉時代 慶派(けいは) 南都復興に関わった。興福寺を拠点に活動。
康慶(こうけい) 慶派の祖で運慶の父。 興福寺南円堂 不空羂索観音坐像
運慶(うんけい) 奈良の諸大寺などの造仏に関わる。

鎌倉新様式を確立。

東大寺南大門 金剛力士立像

興福寺北円堂 無著・世親立像

快慶(かいけい) 康慶の弟子。写実を基礎に藤原様式を加味し、安阿弥様新様式を確立。 東大寺南大門 金剛力士立像

浄土寺 阿弥陀三尊像

湛慶(たんけい) 運慶の長男。慶派を引き継ぎ運慶様式に宋朝様式を加え洗練された作風を展開。 三十三間堂 千手観音像

 

「マンガでわかる仏像」を参考にさせて頂きました。

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