仏像の歴史について

日本の仏像は、飛鳥時代、仏教を受け入れた天皇や豪族により造られました。

日本に仏教が伝えられたのは、欽明天皇の時代、538年です。

『日本書記』によると、当時、朝鮮半島にあった百済の聖明王の使者がやってきて

仏教を信奉するよう勧めてきたと伝えられています。その時、経典や仏具類に加え

金銅の釈迦如来が一体贈られてきたことが記されていました。

その後に造られた飛鳥寺の金銅釈迦如来坐像や法隆寺の釈迦三尊像など

飛鳥時代の仏像は、中国の北魏(ほくぎ)様式を踏襲したものといわれ、

面長の顔に古代の顔に古代の微笑と言われる”アルカイックスマイル”を

浮かべた仏像が今に伝わっています。

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